幸せな外壁塗装を迎えるための業者選びとは

我が家の外壁塗装の時期にさしかかりましたので、外壁塗装を依頼することになりました。
この業界は飛び入りのセールスが多く、どの業者を信用して自分の大事な家を任せればいいのか、なかなか見極めが難しいように思います。
そもそもなぜ飛び入りのセールスが多いのかというと、塗装業を営業するのに資格も許可も必要がないためです。
そんな中一体何を重視して外壁塗装業者を選べばいいのか、今回外壁塗装を実際にやっていただいた過程で得た知見を書いていきたいと思います。

■結論

・少なくとも一人は一級塗装技能士の資格を持った職人さんに作業をしてもらうこと
・基本的には二人以上で作業を行ってもらうこと
・職人さんが請け負いではなく業者の社員であること
・自分の家の窓口担当者が信頼のおける人であること
・同じ質問に対しては担当の方や職人さんなど誰に聞いても同じ答えが返ってくること
・安さばかりを押しているような広告ではないこと

■詳細

では順に、理由について説明していきたいと思います。

まず1級塗装技能士の方と2級塗装技能士の差ですが、基本的にはその技量によって1級に受かるか受からないかが決まるようになっています。
2級をお持ちの方に聞けば、「1級はすげえ難しいです」とのことなので、ある程度資格により、第三者にも判断できることと思います。
今回塗装をお願いした業者さんの方では 1級の資格をお持ちの方が親方となり、 一緒にペアで塗装をしてくれるもう一人は2級の資格をお持ちの方のようです。
業者によっては2級の方がメインでほぼほぼ塗装し、 1級塗装の方は複数軒持ち回りで、たまに監督のため見に来られるなどという体制の業者もありました。
その辺りは、塗装単価に表れます。
複数の業者に見積もりをとったところ、例えば外壁の下地+塗装(2回塗り)という同じ条件でも、2300円/m2から3200円/m2という開きがありました。
高い業者に単価の高さについて指摘したところ、1級の職人さんが作業をされるため、という回答でした。
直接業者に確認する他、単価にも表れる傾向にありますので、チェックをしてみるといいかと思います。

塗装を 担当される方がその業者の社員であることも重要です。
まず、基本的に下請けの作業が多くなればなるほど、マージンが基本的に発生しますので工賃としても高くなります。
業者によって、足場をたてる作業のみ下請けだったり、コーキングだけが下請けだったり、あるいは塗装そのものすら下請けに出しているようなところもあります。
基本的にはマージン分単価が上がりますので、見積結果から探る形になるでしょう。

また、作業中や休憩中のマナーなども 見逃せないポイントです。
自社社員であれば、自社の評価に直結しますので色々な教育などが手厚い傾向にあります。
ちょうど同じ時期に、近くの家が外壁塗装をされていましたが、 塗装作業者は常にひとりで、作業中は湘南乃風の歌を大きな音で聴きながら 作業をしていたと言うから驚きです。
その家では、塗装出来上がり後に塗装の剥がれなどが発見され、結局足場を再び立てて修復をするというような、目も当てられない状況になっていました。
休憩中も地面に座り込むなど、周囲の目からしてもあまり好まれるような感じではありませんでした。
その業者は結局塗装も下請けでした。
だからこそマージンを除けば作業は一人分の単価しか見積もられず、結果として品質もコストも両方に影響を与えるような結果になっていました。
そもそも作業を一人で行う体制のところは、できる限り避けたいものです。
どのような作業工程であっても第三者チェックが入らないうえ、自分以外の作業を見ることもできないため成長のスピードも遅く、結果的に品質に悪影響を与えるためです。
最終的に、自分の大切な家の寿命を縮めることにもなりかねません。
自社で作業をするところは、それをうたい文句にしていることも多いので、聞けば割と教えてくれます。

自分の家を担当していただく窓口の方が、信頼を置ける人であるということも非常に重要です。
自分のところが不利になるような質問でもしっかりと答える、返答は迅速に行う、自分や会社の利益にならないようなことでも前向きに行い お客のための思って真摯に動く。
当たり前のようで、なかなかできません。
また、窓口の人とは別の人に同じ質問をしても、両者から同じ答えが返ってくると安心できます。
社内での意思疎通がきちんと取れていることから、会社の中の風通しのよさや効率的な運営がなされているかなどが透けて分かります。

その会社の広告にも、その会社らしさが表れます。
その会社が、いわゆる安さだけを訴求しているものであれば要注意です。
またある特定の地域、例えば地元などに密着して活動をしているなどとなると、質の低い仕事はできないでしょうから安心感はあります。
ある程度規模の大きな会社であれば 効率的な運営がなされており、高い品質を望めるところが多くなるでしょう。
ただその反面、塗装職人の数も多いため、力量のばらつきも多くなる傾向にあります。
ですので、例えば先述したような二人でペアを組んで塗装に挑むような、体制面での管理が重要になります。
大規模な会社は相応のシステムを入れており、見積もりスピードの速さ、外壁色のシュミレーションソフトなどの導入により、対応力も高い傾向があります。
経験やノウハウの蓄積も早いため、結果として顧客である我々のベネフィットは高いように思います。
大きな会社であれば、塗装材料の仕入れ価格はスケールメリットが効きますので、例えば外壁に一般的な色を使用される場合は、値段交渉の余地はあるかと思います。

今回複数業者に見積もりした結果、110万円台から180万円代まで幅広い見積もり結果が得られました。
塗装材料の種類も、当然見積対象の家も同じです。
それぞれの会社の 工数単価や、 材料仕入値、 廃材処理の効率的な方法などによりこれだけの差分がついています。
外壁塗装の際は 品質に寄与しないところで、値段を下げてもらえる策が無いか交渉するのが最善策といえるでしょう。

ちなみに外壁の色を決める際は 多くの場合基本色と呼ばれる 数色の他、600色余りの中からも選べます。
https://www.paint-city.com/nitoko/
これらの情報はインターネットからも確認できますが、液晶パネルの色合いなどで見え方が大きく変わるので、できれば下記のような紙に印刷されたカラーチャートを用意してもらった方が分かりやすいです。
このカラーチャートならば気になった色同士の比較も簡単ですし、 例えば気になる外壁色があれば近くで見比べることもできます。
2~3年に1度色は更新されるようですが、業者さん曰くだいたい似通った色合いが揃うようです。
ちなみにこのカラーチャート購入は個人ではできず、業者さんにしか購入できないようなので、業者さんに貸してもらえるようお願いするのがいいでしょう。

日本塗料工業会のカラーチャート。業者でないと入手できない

色の候補が決まったら、下記のような感じのパネルを見本として作っていただきます。
今回はなかなか色が決まらなかったので7色用意してもらいました。
5色まで無料ということでしたが、なんと担当者さんの 他のお客さんの余っている枠を利用させてもらう と言う名采配によって、 追加の料金を払わず無料で用意していただきました。
このように本当に顧客のことを考えて動いていただける担当者さんを見つけることが、幸せな外壁塗装を迎えるのに重要な要素だと思います。

わがままを言って作ってもらった7色のパネル。画面よりも目で見た方が色の違いが歴然

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です